輪島塗

輪島市の伝統工芸、輪島塗。日本三大漆器と称され、国の重要無形文化財にも指定されています。職人さんの手作業により120を超える総手数で丁寧に作り上げられ、完成までに1年以上要することもあります。

輪島塗の特徴をひと言で表すと「堅牢優美(けんろうゆび)」。その塗りや装飾の「美しさ」もさることながら、輪島市内でしかとれない「輪島地の粉」という珪藻土を加工したものを下地に使用することで、「丈夫さ」も兼ね備えています。何世代に渡って修理をしながら使い続けられる、一生物以上の価値を備えた漆器です。